ルイヴィトンの所有者は、LVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンです。LVMHは、フランスのマルティエ・アールノーが創設した、世界最大の総合的ファッショングループです。

LVMHの株式の約47％を、マルティエ・アールノーとその家族が保有しています。そのため、マルティエ・アールノーは、ルイヴィトンの筆頭株主であり、実質的な所有者と言えます。

マルティエ・アールノーは、1949年、フランスのリールで生まれました。父親は、建設会社を経営する実業家でした。アールノーは、パリのHEC経営大学院を卒業後、父親の会社に入社しました。

1987年、アールノーは、ルイヴィトンとモエ・ヘネシーの合併を主導し、LVMHを創設しました。その後、LVMHは、積極的なM&Aを展開し、現在では、世界有数のラグジュアリーグループへと成長しました。

アールノーは、フランスの富豪ランキングで、常に首位を争うほどの資産家です。フォーブス誌の2023年版世界長者番付によると、アールノーの保有資産額は、2,110億ドル（約28兆円）で、世界一となっています。